2008.04.26 (Sat)
バレーボール
バレーボールを真剣にやっていたことがある。
中学校の部活の話、ではない。
30歳を過ぎてから、生活の全てがバレーボールのためにある、という時期があった。
バレーは中学高校でなんとなく遊びでやっていた。
就職すると、毎年職員のバレーボール大会があった。
大会は1日に4試合以上行うハードなものだったが、決勝戦以外はのんびりとしたゆるい試合が多かった。
男女混合の9人制で、職員間の親睦が目的のレクリエーションに近いものだった。
俺たちのチームは、この大会で毎年優勝を続けていた。
調子づいた俺たちが、地域の連盟に登録して公式戦に出場しようという話になったのも、職員大会の延長のようなほんの軽い気持ちからだった。
連盟に登録しても、初めから真剣に取り組んでいたわけではない。
初めて試合に出たときも、相変わらずユニフォームだけはかっこよくそろえたものの、ボールは一個も持っていないし、審判はできないし、昼食にラーメン屋でラーメン餃子でビールを大量に飲み、午後の試合は腹が苦しくて全員下を向けない状態で試合をしたりしていた。
そのころは、一試合(1セットではなく)二桁得点とか、相手に作戦タイムをとらせる、という限りなく低い目標を掲げ、どちらかでも達成できれば満足だった。
メンバー個々の資質は優れていたし、負けることが好きなわけではなかったが、勝つための準備というものを一切していなかった。
そんなわけで俺たちのチームのポジションは4部最下位というものだった。
12部96チーム中4部というわけではない。
俺たちの下位には誰もいない正真正銘のぺけチームだった。
そんな時俺たちのチームにある男が加入することになった。
詳しいいきさつは省くが、何しろこの男、生まれてこの方「勝つためのバレー」しかやったことがないという。
しかも1部で連覇を続ける、都大会の常連チームの正セッターである。
ラーメン餃子ビールバレーの俺たちのチームに、正統派ストロングスタイルの、シリアス・ハードバレーボーラーが入るのだ。
どうすんのよ、俺たち。
つづく
中学校の部活の話、ではない。
30歳を過ぎてから、生活の全てがバレーボールのためにある、という時期があった。
バレーは中学高校でなんとなく遊びでやっていた。
就職すると、毎年職員のバレーボール大会があった。
大会は1日に4試合以上行うハードなものだったが、決勝戦以外はのんびりとしたゆるい試合が多かった。
男女混合の9人制で、職員間の親睦が目的のレクリエーションに近いものだった。
俺たちのチームは、この大会で毎年優勝を続けていた。
調子づいた俺たちが、地域の連盟に登録して公式戦に出場しようという話になったのも、職員大会の延長のようなほんの軽い気持ちからだった。
連盟に登録しても、初めから真剣に取り組んでいたわけではない。
初めて試合に出たときも、相変わらずユニフォームだけはかっこよくそろえたものの、ボールは一個も持っていないし、審判はできないし、昼食にラーメン屋でラーメン餃子でビールを大量に飲み、午後の試合は腹が苦しくて全員下を向けない状態で試合をしたりしていた。
そのころは、一試合(1セットではなく)二桁得点とか、相手に作戦タイムをとらせる、という限りなく低い目標を掲げ、どちらかでも達成できれば満足だった。
メンバー個々の資質は優れていたし、負けることが好きなわけではなかったが、勝つための準備というものを一切していなかった。
そんなわけで俺たちのチームのポジションは4部最下位というものだった。
12部96チーム中4部というわけではない。
俺たちの下位には誰もいない正真正銘のぺけチームだった。
そんな時俺たちのチームにある男が加入することになった。
詳しいいきさつは省くが、何しろこの男、生まれてこの方「勝つためのバレー」しかやったことがないという。
しかも1部で連覇を続ける、都大会の常連チームの正セッターである。
ラーメン餃子ビールバレーの俺たちのチームに、正統派ストロングスタイルの、シリアス・ハードバレーボーラーが入るのだ。
どうすんのよ、俺たち。
つづく
2008.04.13 (Sun)
試合の話
さてさて、会心のレースの後俺が思ったことは・・・
“やっぱり、本番の試合はすっごく楽しいもんだなぁ!!”である。
決して練習が嫌いなわけではないが、昔から試合好きである。
あの緊張と興奮。
体中を駆け巡るアドレナリン。
異常なほどの発汗。
体が浮き上がるような高揚感。
そして試合の後の虚脱感と練習の何倍もの疲労感。
すべてのことが好ましい。
俺の回りも自然と試合好き、本番好きの仲間が多い。
そんな仲間たちとの試合の話が結構ある。
さて、お待たせいたしました。
満を持していよいよ登場。
バレーボール編
相撲編
競泳編
マラソン編
テニス編
卓球編
漢字検定編
などなど
次回より始めます。
あ、前回コメントをいただいた2名(泣)の方、ありがとうございました。
ステキなプレゼント考えます。
でも匿名希望じゃあなぁ・・・誰だかわかるけど・・・
“やっぱり、本番の試合はすっごく楽しいもんだなぁ!!”である。
決して練習が嫌いなわけではないが、昔から試合好きである。
あの緊張と興奮。
体中を駆け巡るアドレナリン。
異常なほどの発汗。
体が浮き上がるような高揚感。
そして試合の後の虚脱感と練習の何倍もの疲労感。
すべてのことが好ましい。
俺の回りも自然と試合好き、本番好きの仲間が多い。
そんな仲間たちとの試合の話が結構ある。
さて、お待たせいたしました。
満を持していよいよ登場。
バレーボール編
相撲編
競泳編
マラソン編
テニス編
卓球編
漢字検定編
などなど
次回より始めます。
あ、前回コメントをいただいた2名(泣)の方、ありがとうございました。
ステキなプレゼント考えます。
でも匿名希望じゃあなぁ・・・誰だかわかるけど・・・
2008.04.09 (Wed)
走ることについて語るときに俺の語ること8
雲ひとつない快晴の日曜日、満開の桜と一面の菜の花の中を10マイル走ってきた。
花見客の声援を受けながら花を愛でつつ走るという、実に気分のいいレースだった。
今現在の俺が、無理をせず楽しんで走れる最大限のスピードで、しかも後半に行くにしたがってペースが上がり、目標を大幅に上回るタイムでゴールするという、まさにめったにない理想的なレース展開だった。
ゴールの後、桜吹雪の中、裸足になって芝生の上で冷たすぎるビールを、うぐうぐうぐうぐうぐっと飲んだとき、俺はこう思った。
「やっぱり、○○○○○○○○○○○○○○○だなぁ!!」
さて皆さん、上の○に当てはまるぴったりのせりふを考えてください。(文字数は自由です)
もっとも気に入ったせりふを考えてくれた方にはステキなプレゼントが・・・・
あるかも・・・
花見客の声援を受けながら花を愛でつつ走るという、実に気分のいいレースだった。
今現在の俺が、無理をせず楽しんで走れる最大限のスピードで、しかも後半に行くにしたがってペースが上がり、目標を大幅に上回るタイムでゴールするという、まさにめったにない理想的なレース展開だった。
ゴールの後、桜吹雪の中、裸足になって芝生の上で冷たすぎるビールを、うぐうぐうぐうぐうぐっと飲んだとき、俺はこう思った。
「やっぱり、○○○○○○○○○○○○○○○だなぁ!!」
さて皆さん、上の○に当てはまるぴったりのせりふを考えてください。(文字数は自由です)
もっとも気に入ったせりふを考えてくれた方にはステキなプレゼントが・・・・
あるかも・・・
2008.04.05 (Sat)
走ることについて語るときに俺の語ること7
明日、10年ぶりにレースに出場する。
今回はのんびりと楽しんで走ろうと思っている。
ということで、まずは形から。
新しいソックス。
新しいシューズ。
新しいウェア。
新しいサングラス。
例によってスタート前までは、どこから見てもトップアスリートだ。
今晩くらいはやめとこうかなと思ったが、以前イチローが、どんなときでも、いつもとまったく変わらない行動を淡々とこなすことが大事だ、といっていたことを思い出し、ビールをしこたま飲んだ。
さて明日、どんなレースになるのか・・・とりあえず早く寝よう。
今回はのんびりと楽しんで走ろうと思っている。
ということで、まずは形から。
新しいソックス。
新しいシューズ。
新しいウェア。
新しいサングラス。
例によってスタート前までは、どこから見てもトップアスリートだ。
今晩くらいはやめとこうかなと思ったが、以前イチローが、どんなときでも、いつもとまったく変わらない行動を淡々とこなすことが大事だ、といっていたことを思い出し、ビールをしこたま飲んだ。
さて明日、どんなレースになるのか・・・とりあえず早く寝よう。
2008.04.04 (Fri)
バリのこと2
8時間のフライトで飛行機はバリ島のングラライ空港(言いにくい!)にドスン!と着陸した。
飛行機を降りると、ねっとりと体にまとわりつくような濃密な空気と、濃厚な南国の花の匂い。
そしてあたりにあやしく漂うガラムの香り・・・
イミグレーションを通過して空港の外へ出る。
ホテルマンやガイドたちが大勢迎えに来ている。
俺たちと一緒に降りた旅客たちは、それぞれ迎えの車に乗って町へと消えていく。
そして一時間後、俺たちだけが取り残された。
誰も俺たちを迎えに来ていない。
コテージの場所なんかはなっから知らない俺たちは途方にくれた。
唯一の手がかりはそのコテージのステッカー一枚だ。
仕方が無いので、タクシーチケットを買い、さっきからひっきりなしに声をかけてくる流しのタクシーのうち、もっとも正直そうな男たちに声をかけた。
ソルガ、というそのコテージの名前を告げると、男たちは、OK!ノープロブレム!といいながら俺たちの荷物をうれしそうにひったくった。
少し離れた場所に止めてあったぼろぼろの車に乗って、俺たちは少しびびった。
まず窓がない。
開かないとか閉まらないとかではなく、ガラスが入っていない。
そのわけはすぐにわかった。
室内にドアを開けるレバーがないのだ。きれいに取れてしまっている。
ドアの開閉は窓から手を出して外のレバーで行う、という実にかっこいいシステムを搭載している車だった。
俺たちは男たちに唯一の頼りであるステッカーを見せた。
すると運転手はろくに見もせずに、あーわかったわかった、そのコテージならわかるよ!近くまで載せて行ってやるよ!
気になる言い方に俺たちはひっかっかた。
近くまで?近くまでってどういうこと?
詳しく聞くと道が細くて、コテージの前までは車は入れないという。
ふーんそうか、それじゃしょうがないか・・・なんとなく腑に落ちない俺たちに運転手がこういい始めた。
お前たちが行くコテージもいいコテージだが俺たちはもっといいホテルを知ってる。
どうだそっちに行かないか?もう一人の男が言う。そうだそうしよう!それがいいよ!
こらこらちょっと待て!
俺たちは予約してあんの!
We have reserved! We have reserved!
そうかぁ、でもあっちのホテルはいいホテルなんだけどなぁ。
We have reserved!
俺たちは歌うように繰り返した。
男たちはしつこく誘う。
俺たちは繰り返し同じことを言い続けた。歌うように、というか歌いながら。
そのうちなんだか俺たちはだんだんおかしくなってきた。
笑う場面じゃないのになぜか笑い出してしまう。
すると男たちも笑い出した。
車の中で4人で大笑いになった。
そうかそんなに悪いやつらじゃないんだ。
車は真っ暗闇の中をかなりのスピードで走り続けた。
つづく
飛行機を降りると、ねっとりと体にまとわりつくような濃密な空気と、濃厚な南国の花の匂い。
そしてあたりにあやしく漂うガラムの香り・・・
イミグレーションを通過して空港の外へ出る。
ホテルマンやガイドたちが大勢迎えに来ている。
俺たちと一緒に降りた旅客たちは、それぞれ迎えの車に乗って町へと消えていく。
そして一時間後、俺たちだけが取り残された。
誰も俺たちを迎えに来ていない。
コテージの場所なんかはなっから知らない俺たちは途方にくれた。
唯一の手がかりはそのコテージのステッカー一枚だ。
仕方が無いので、タクシーチケットを買い、さっきからひっきりなしに声をかけてくる流しのタクシーのうち、もっとも正直そうな男たちに声をかけた。
ソルガ、というそのコテージの名前を告げると、男たちは、OK!ノープロブレム!といいながら俺たちの荷物をうれしそうにひったくった。
少し離れた場所に止めてあったぼろぼろの車に乗って、俺たちは少しびびった。
まず窓がない。
開かないとか閉まらないとかではなく、ガラスが入っていない。
そのわけはすぐにわかった。
室内にドアを開けるレバーがないのだ。きれいに取れてしまっている。
ドアの開閉は窓から手を出して外のレバーで行う、という実にかっこいいシステムを搭載している車だった。
俺たちは男たちに唯一の頼りであるステッカーを見せた。
すると運転手はろくに見もせずに、あーわかったわかった、そのコテージならわかるよ!近くまで載せて行ってやるよ!
気になる言い方に俺たちはひっかっかた。
近くまで?近くまでってどういうこと?
詳しく聞くと道が細くて、コテージの前までは車は入れないという。
ふーんそうか、それじゃしょうがないか・・・なんとなく腑に落ちない俺たちに運転手がこういい始めた。
お前たちが行くコテージもいいコテージだが俺たちはもっといいホテルを知ってる。
どうだそっちに行かないか?もう一人の男が言う。そうだそうしよう!それがいいよ!
こらこらちょっと待て!
俺たちは予約してあんの!
We have reserved! We have reserved!
そうかぁ、でもあっちのホテルはいいホテルなんだけどなぁ。
We have reserved!
俺たちは歌うように繰り返した。
男たちはしつこく誘う。
俺たちは繰り返し同じことを言い続けた。歌うように、というか歌いながら。
そのうちなんだか俺たちはだんだんおかしくなってきた。
笑う場面じゃないのになぜか笑い出してしまう。
すると男たちも笑い出した。
車の中で4人で大笑いになった。
そうかそんなに悪いやつらじゃないんだ。
車は真っ暗闇の中をかなりのスピードで走り続けた。
つづく
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