俺の話を聴け

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走ることについて語るときに俺の語ること12

今朝、いつものように河川敷を走っていると、ある男とすれ違った。
堀切橋をくぐって坂道を登っている途中だ。

精悍な顔つき、だがどこか悲しそうな眼差し。

俺はこの男を昨夜見たばかりだ。




それまでの劣勢を豪快な左フック一発で見事に逆転した内藤チャンプ。
若い挑戦者の小気味よい果敢なファイトも印象的な、とてもいい試合だった。

その神聖なリングに乱入して、チャンプにも挑戦者にも無礼な行動をとったあの男。
テレビ局の書いたシナリオどおりに行動したのだろうが、今朝のマスコミの論調やテレビ局への抗議の数など、沈静化していたこの男へのバッシングが再燃しそうな状況だ。

俺はこれまでこの男に特別な感情は抱いていなかった。
さほど強い選手とも思えないし、彼らのパフォーマンスも特に俺にはどうでもいいことだった。
だが、さすがに昨夜のシーンには腹が立った。
ずいぶん失礼な奴だと思った。

そして一夜明けた今朝。
俺はこの男と河川敷ですれ違った。

日本では試合どころか所属ジムさえないこの男。
ビッグマウスとヒールを演じるパフォーマンスを続けるこの男。

今朝俺が見たこの男は、まだ少年という言葉がふさわしいような雰囲気だった。
たった一人でうつむき加減にロードワークをするこの男には、昨夜俺が見たリング上の派手な悪役の姿はどこにもなかった。

プロボクサーがロードワークをするのは当たり前の話だ。
だが、昨晩のあの姿と、今朝の河川敷の姿と、どちらが本当のこの男なのか。

俺は今朝この男とすれ違ってその答えがはっきりとわかった。

だから今後俺はこの男を応援する。この男の本当の姿を見たからだ。

がんばれ、亀田興毅。
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2008/07/31(木) 21:50:40 走ること トラックバック:0 コメント:3

監視員のころ8

完全にさかさまになっている車を呆然と見ていた俺は、歩道から聞こえた大声に振り向いた。

大丈夫か!?
MとWだ。
車から5~6メートル離れた歩道から二人が駆け寄ってくる。

俺は、車が激突してから数秒しかたっていないというのは勘違いで、わずかな時間俺は失神していたのか、と思った。

いやそんなはずはない。
確かに俺は事故後すぐに車から脱出したはずだ。

駆け寄ってきた二人の話を聴いて俺はぞっとした。
二人は車がガードレールに激突したとき、ハッチバックのウインドウを破って外に投げ出されたのだ。
空中を飛んでいるとき二人とも相手が飛んでいるのを確認したという。

歩道に転がった二人はすぐに立ち上がりお互いに声をかけたらしい。
一般の人間であれば怪我ではすまないような事態だ。
ところが二人とも大きな怪我はなかった。

Wは高校時代、大学のスカウトが大挙して練習を見に来たというサッカー選手だったし、Mもインターハイ出場のバスケットプレーヤーで現役のライフセーバーだ。

そして何よりその夜は奇跡的に一滴も飲んでいない。

お互いの無事を確認する。
そして改めて無残な姿になった車を見つめた。
屋根がつぶれて、ファミリアがフェラーリみたいになっている。
俺たちは前の席の二人を助けようと車に駆け寄った。

しかし行動とは裏腹に、このとき俺たち三人は同じことを思っていた。

前の二人は完全に死んだな・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



すると助手席から間抜けな声がした。

どっからでればいーの~?

前の席の二人が割れたウインドウから這い出してきた。
かすり傷ひとつ負っていない。
これほどの事故なのに全員無事だった。
俺の左手の薬指を除いて。

その後、なぜか非常に怒っている救急病院の医者に実に乱暴な手当をされた話。
夜中の警察で散々説教をされた話。
その警察が、俺たちを迎えに来てくれたプール職員のM野さんが現れるなり態度が急変した話。
血が止まらない左手のまま溺れた子の救助にプールに飛び込んだ話。
結構入ってきた保険金の使い道の話などなど。
これから話は面白くなっていくのだが、その話はいずれまた。

皆さんも事故には気をつけましょうという一席でした。 2008/07/28(月) 13:50:37 昔のこと トラックバック:0 コメント:1

バレーボール15

えー緊迫した事故の話はいったん置いといて。

9月の終わりに一年ぶりのバレーボールの試合がある。
9人制の職員大会だが、決勝戦まで行くと半日で4試合することになる。

昨年は全試合ストレート勝ちで優勝した。
1試合目2試合目は楽な試合だったが、それでも半日で8セットである。
さすがにしみじみとくたびれた。

そこで今年は、連覇にむけて、スタミナとパワーをさらにアップさせようと、合宿が計画されている。

今回の合宿発案者は現役バスケットボールプレーヤーで、ブロックの要でもあるチーム最長身&最年少のY田君である。

彼は、このブログのバレーボールシリーズを読んで、感動のあまり合宿を思いついた。



・・・んじゃないかと俺はにらんでる。

ちがう?Y田君!
2008/07/20(日) 12:45:14 試合の話 トラックバック:0 コメント:1

監視員のころ7

事故にあった人たちが必ず言う言葉。
その瞬間スローモーションのようだった。

急スピンした車が右側面からガードレールに激突する瞬間、たぶん1秒にも満たないわずかな時間、本当にスローモーションを見ているような感じだった。

最初の衝撃から続けて5~6回衝撃がきた。
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

車がどうなっているのかまったくわからない。

気がつくと俺は車の天井にはいつくばっていた。
目の前にハッチバックのウインドウが見えた。
ガラスがない。
俺はほふく前進のような格好で急いでそこから外に出た。
車が爆発するかと思ったからだ。

外に這い出して初めて車が完全にひっくり返っていることがわかった。
車の前方のルーフは完全につぶれている。
ガソリンのにおいがする。
左手に痛みを感じた。
薬指の先から血が滴り落ちている。
それから俺はやっと気がついた。

隣に乗っていたMとWがいない。

最初の衝撃からまだほんの数秒しかたっていない。
二人はどこへ消えたんだ!?

つづく
2008/07/16(水) 11:35:23 昔のこと トラックバック:0 コメント:0

監視員のころ6

20数年前、大きな交通事故にあったことがある。
そのとき負った怪我のあとがいまだに左手の薬指に残っている。
左手の薬指に残る傷あと・・・なんていうと、なんだか甘酸っぱい青春時代の思い出みたいだが、実際は結構凄惨な感じの怪我だった。

おなじみ明日をも知れぬプータロー監視員のころのことだ。

そのころは毎晩欠かさずに大酒を飲んでいた。
その日は、いつもの飲み仲間で超大酒飲みのプール職員Wの友人が車で迎えに来ていた。
どういう話でどこに行こうかとしたのかはよく覚えていない。
もう一人の飲み仲間である監視の先輩Mと俺は、ライフガードのジャージ姿でビーチサンダル履きだったから、どこかの店、ではなくこのWの友人の家に行くつもりだったのかもしれない。

仕事が終わったばかりなのでもちろん全員一滴も飲んでいない。
Wの友人の車はファミリアの3ドアハッチバックだった。

Mは身長183センチ。Wはその当時90キロ近い巨体だった。
3人合わせて230キロ前後の体を窮屈なリアシートに押し込んだ。
俺はそのときからなんとなくいやな予感がしていた。

運転席のWの友人と助手席に座るその彼女は、どうみても二人合わせてW一人分くらいの体重しかなさそうだったからだ。

そしてWの友人の運転は異常なほど乱暴だった。

プールの近くにくねくねとカーブの続く道があった。
事故が多くて有名な道だ。

車はその道にほとんどアクセルべた踏みで飛び込んでいった。
初めのころは歓声を上げていた俺たちだったが、あまりの乱暴な運転にWの友人に声をかけた。
おい、ちょっと飛ばしすぎだぞ。

返事を返さない運転手の顔をルームミラー越しに見た。
血の気が引いている。

すぐに後輪が滑り始めた。
ハンドルをめまぐるしく左右にきる。
必死にカウンターを当てるが立ちなおせない
タイヤが4本とも悲鳴を上げている。

車の左前方がガードレールに激突した。
衝撃で反時計回りに急スピンする車。

俺は運転席の後ろに乗っていた。
ものすごい勢いで俺に迫ってくるガードレール。

うわーーーーーーーーーっ

つづく
2008/07/14(月) 23:06:36 昔のこと トラックバック:0 コメント:1

走ることについて語るときに俺の語ること11

10月にレースに出場しようと考えている。
10年ぶりのハーフマラソンだ。
これです。→http://www.turtle.or.jp/

このレースはタイムを競うレースではないし(表彰もなし)
制限時間も厳しくないし、何しろ俺のホームコースだ。
さあ、このブログをごらんの皆さん。
ぜひこのレースに参加しよう!
走ったことのない人でも、5キロウォーキングからあるので安心。

ちらっとでもこのブログをご覧になったあなた。

いかが?

フィニッシュのあとは、第一回「俺の話を聴け」オフ会で盛り上がりましょう! 2008/07/13(日) 07:23:31 走ること トラックバック:0 コメント:4

健康診断2

封筒から診断結果を引っ張り出す。

やや?

診断結果の紙が一枚だけ・・・
毎年入っている二次検診のお知らせが入っていない。
急いで診断結果を見る。
体重、血圧、中性脂肪、コレステロール、血糖値。
おおおおおっ!
すべての数値が昨年一昨年の結果と比較して劇的に改善されている!

そして、肝機能・・・
γ-GPT・・・・



75!

やったああああああああああああああ!
数年ぶりの正常値!
ちなみに正常値は40~79  
俺は昨年は146、一昨年は208だった。

ビバ!ランニング!
ビバ!ダイエット!
Good job俺!

総合判定はB(昨年はE)今のところ心配なし!

実は今年も二次検診になったら、少し酒を控えて週に何日かは休肝日にしようか、なんて事を考えていた。

俺は今年の結果にうれしくなって、そんな考えもすっかり忘れ、帰りにしこたま酒を買って帰った。
そしていつもよりさらに大量に酒を飲んだ。

ん?あってんのか、俺?
2008/07/11(金) 23:00:15 徒然 トラックバック:0 コメント:3

健康診断

先日受けた健康診断の結果が出た。

実はほぼ毎年、二次検診を受ける羽目になっている。
肝機能の数値が悪いのだ。
γーGPTというやつだ。

去年、芝居を見に出かけた池袋で、時間が空いてしまったことがあった。
献血を呼びかける日赤の職員の声に誘われ、久しぶりに献血でもしてみっかと献血センターに入ってみた。

昔の献血のイメージ(献血バス)しかなかった俺はびっくりした。

清潔で明るい部屋はまるでリゾートホテルのエステルームのよう。
フリーのソフトドリンクとお菓子や雑誌やコミックが大量に完備されている。
近隣の飲食店のフリーチケットや占いコーナーまである。
みんなゆったりとしたソファーベッドで、DVDを見ながら採血している。
スタッフはみんな若い女性だ。笑顔でてきぱき動いている。

へぇー今はこんなふうになってんだぁ。
なんだかちょっとうれしくなった俺は、受付を済ますと早速血液検査を受けた。
ほんの一滴採血して検査機械に入れる。
すぐにデータがプリントアウトされる。
笑顔のスタッフがそれを一瞥すると、一瞬顔が曇った。

え?

申し訳ありませんが、献血していただくことができません。

は?なななんで?

肝臓の数値が正常値を超えています。
この数値では献血していただくことはできません。

肝機能の数値が高いことは知っていたが、まさか献血できないとは…

わかりました。帰ります。
力なく立ち上がる俺をスタッフが呼び止めた。
あの、こちらへどうぞ…

俺は別の部屋へ通された。
狭くて机とイスが二つあるだけ。

しばらくすると白衣姿の爺さんが現れた。
きょとんとしている俺にその爺さんは言った。
あなたはメタボリック症候群という言葉をご存知かの。
それから俺はこの爺さんから延々説教を受けた。
何で善意の人(俺のこと)がこんな仕打ちにあわなきゃならんのだ。
しかし最後にこの爺さんが言った言葉に俺はショックを受けた。

あなたの肝臓の数値は肝炎の人と同じなんじゃ。
あなたが肝炎でないことはわかっているが、この数値ではあなたの血液を他人に輸血することはできんのじゃ。

がーん。

俺の肝機能の数値の原因はわかっている。
酒と肥満だ。
一年で酒を抜くのは二次検診の数日前だけだ。
わかっちゃいるけどやめられない、のだ。

そして、今回の診断結果。
俺は恐る恐る封筒を開けた。
つづく
2008/07/09(水) 22:02:03 徒然 トラックバック:0 コメント:4

ボタンの掛け違い

パソコンの調子が悪くて、ずっと更新できずにいた。
というのは真っ赤なうそで、ずっとサボってました。

ボタンの掛け違い、という慣用句がある。
些細な誤解が後々まで解けずに時間だけが経過してしまう・・・といったような意味だろうか。

ボタンの掛け違い。
愛し合いながらも些細なすれ違いから運命に翻弄される二人。
真実の愛の結末は?果たして結ばれるときは来るのであろうか・・・
今、切なくもドラマチックな物語が始まる・・・

なんかだか、チュンサンとユジンがでてきそうな感じだが、この言葉から導き出される俺のイメージはこんな感じだった。今朝までは。

俺は今朝、このボタンの掛け違いという言葉を身にしみて噛み締める羽目になった。

朝、何となく体に違和感を覚えながらも、いつものように家を出てオフィイスに向かった。
近隣の住人たちと挨拶を交わす。
家のすぐ近くにある小学校の先生とすれ違う。
若い女の先生なのでにっこりと笑って挨拶を交わす。
駅はたくさんの通勤通学者であふれている。

職場について窓口の受付スタッフと笑顔で挨拶を交わす。
席につくとすぐに電話がかかってくる。
いつもの日常の始まりだ。

一息ついたところで俺はトイレにたった。
鏡を見る。

絵に描いたような間抜けなオヤジがいた。
シャツのボタンがひとつ掛け違ってずれている。
違和感の正体はこれだった
本当にわずかな間違いなのに、これほどおまぬけ感をかもし出すテクニックも少ない。
この技に匹敵するのは前歯を一本黒く塗るテクニックくらいだ。
テクニックってなんだ。なに目指してんだ俺。

今朝家を出てから今までいったい何人の人と対面しただろう。
おしゃれなおじさんが提案する、今最もトレンドでアーバンな粋な着こなし、というふうに思ってくれないだろうか。
2008/07/07(月) 20:57:01 徒然 トラックバック:0 コメント:2
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