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2009.06.01 (Mon)

走ることについて語るときに俺の語ること31

俺がかつて監視員をやっていたこの温水プールは、数年前に施設をそっくり建てかえた。
場所だけは同じだが俺がいた頃とは建物もプールも全く変わっている。

当時と比べるとプールのコース数も増え、プールサイドも広くなっている。
天井の半分は開閉式のガラス張りで、プール内はとても明るく隅々まで清潔だ。

無骨で学校のプールのようだったかつての面影はない。

何もかもすっかり変わってしまった…
俺はしばしセンチメンタルな気分でプールサイドにたたずんでいた。

平日の午前中なのでやはり高齢者が多い。


団体利用の集団が俺の前を通り過ぎている。

最後尾にいた女性がふと俺に気づく。

あら、ずいぶんごぶさた。お元気?

俺が監視をやっていた頃に水泳サークルのコーチをしていた指導員だ。
よく見ると他にも何人か知った顔がちらほら…

信じられない。

俺がこのプールで監視員をやっていたのは四半世紀以上前だ。
しかも俺より相当年上のはずだ。


人が作ったものは変わっていくけれど、人間は二十年や三十年じゃ変わらねぇんだなぁ。

しみじみとそう思った俺はゆっくりと泳ぎ始めた。


このシリーズ、なんだかうまく終われないので、もちょっとつづく。





21:54  |  走ること  |  コメント(1)  |  編集  |  Top↑

*Comment

現代の区民プールがどのように変わったのか想像もつきません。
かつてそこにいたような熱いハートの男達は、もういないのでしょうか?
yota |  2009.06.02(火) 16:14 |  URL |  【コメント編集】

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