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監視員のころ4

プールの公開時間が終わると、必ず水底確認という作業があった。
文字どおりプールの底を潜水でコースごとに確認して行く作業だ。
プールの底には実にいろんなものが落ちていた。いろんなゴミに混ざってコイン、指輪、歯(差し歯)なんかもよく落ちていた。
コンタクトレンズもよく落としてしまう人がいた。
コンタクトレンズなんか見つけられるの!と思う人もいるかもしれないが、水の流れによって、ごみなどがたまるポイントがあり、底をはいつくばるように探すとハードレンズであれば見つけることができた。
コンタクトレンズ等は発見すると落とし主から非常に感謝されるので、いわばうれしいと言うかありがたい落し物だった。
ところが非常にありがたくない落し物もある。
俺がいたプールは3歳以上でないと入ることができなかったが、それでもありがたくない落し物、う○○、が時々落ちていた。

監視員の先輩にOさんという人がいた。
この人はまさに天使と悪魔が同居しているような人だった。
にっこり笑ってばっさり人を斬る、そんな人だった。
そのころ、新人でTという男がいた。地方から上京して大学に通うまじめな苦学生だった。
Oさんはなぜかにっこり笑いながらこのTという男をいじめていた。
いじめというといかにも陰湿なイメージだが、なぜか二人の間にはほほえましいような雰囲気があった。
いじめられながらもTはOさんを慕っているようだった。
ここがOさんの悪魔的なところで、天使のような笑顔で周りの人間を煙に巻いてしまう人だった。

あるときこのOさんが水底確認を行っていた。
そしてありがたくない落し物を発見した。
目の悪いOさんは、ただのゴミだと思ってその○ん○をつかんでしまった!うげっ!

こんなとき人はどういう行動にでるだろう。
うわー!○○ち掴んじゃった!と叫んで他の監視員の笑いをさそうとか、だまって排水溝に流して他の人に気づかれないようにそっと手を洗う、そんなところではないだろうか。
ところが悪魔のOさんは思いもよらない行動に出た。いきなり足がつった芝居を始めたのだ。
おーいT!足がつっちゃった!ちょっときてくれ~!
Oさんはプールサイドまでたどり着くと大声でTに助けを求めた。
プールサイドで掃除をしていたTはあわててOさんのもとへと走った。
プールの端でぐったりしているOさんに、大丈夫ですか!とTが手を差し出した。

するとOさんは、心が洗われるような穢れのない天使の笑顔で差し出されたTの手をつかんだ。
ぺちゃり…
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2008/03/15(土) 22:17:11 昔のこと トラックバック:0 コメント:0
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