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俺の話を聴け

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アカペラ漫才3

俺たちのステージは快調に進んでいた。
もともと与えられた時間よりオーバーするつもりだったので最後のサゲは、しゃべっている途中で幕が下りてくる、というものだった。
舞台監督ともきちっと打ち合わせしていた。

エンディング間近、俺のきっかけセリフで幕が降り始めた。
俺たちはかねて用意の最後のボケをかました。
あらららっ!もう幕下りちゃうんですか~、えーもっとしゃべらせてぇぇぇ
やった。完璧だ。
俺たちのステージはこれで大爆笑のうちに終わり、客席は大拍手・・・

と、思ったそのとき、どういうわけか幕が途中から上がりだした!
驚いて袖の舞監を見た。
あれほど打ち合わせしたにもかかわらず、俺たちのボケの、えー幕下がっちゃうんですかーのせりふをなぜか真に受けてしまったのだ。
あせって一生懸命幕をあげている。
俺たちは、やっぱり幕を下ろしてください、とも言えず、舞台上で凍りついた。
もともとネタは一本だけ。いくつかあった小ネタもさっき調子づいてアドリブで全部やっちまっている。
引きつる俺たち。少しずつ引いていくのがわかる300人のオーディエンス。
何か言わなくちゃ何か言わなくちゃ何か言わなくちゃ・・・
このとき、さっきまで俺たちを祝福してくれていた笑いの神様は悪魔に豹変した。
俺は悪魔に導かれるように頭に浮かんだギャグを叫んだ。

布団がふっとんだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

今度は俺たち以上に客席が凍りついた。
逃げるように袖に引っ込むと、舞台監督の首を絞めに行こうとする相方を押さえたことは覚えているがその後の記憶がない。

このイベントはローカルのケーブルテレビ局なども撮影に来ていた。
そしてその後、俺たちのネタ15分、完全にノーカットで一週間一日5回くらい放送された。
「ご主人はああいうお仕事されているんですか」と近所の人から言われたカミさんは、もう外を歩けないと激怒していた。
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2008/03/24(月) 22:44:10 未分類 トラックバック:0 コメント:0
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