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2008.06.10 (Tue)

バレーボール8

Oは俺たちが勝てるという根拠を二つあげた。

第一の根拠。
ライバルチームの彼らは、全員が高校や大学でのバレーボール経験者であり、最も真剣にバレーに対峙していたのは過去のことだ。
彼らは、年は若いがすでにバレーの最盛期は過ぎており、今はこれまでの「貯金」で試合をしている。
それに比べ、バレーボールに真剣に取り組み始めたばかりの俺たちは、まだまだ未知の可能性を秘めており、これから技術的にも体力的にも向上していくということ。
下降するベクトルと上昇するベクトルはいつか必ず交差する日が来るという。

第二の根拠。
それは、俺たちのチームは、一般人に比べかなり高いレベルの潜在能力とセンスを持っていることだという。

そういわれて俺はメンバーをよく見てみた。
10年以上勝つためのバレーをトップクラスのレベルで続けているO。
体育大学を出てオーストラリアでプロサーファーを目指していた男。
大学体育会バスケットボール選手でありサッカーもこなす男。
100メートル10秒台の記録と遠投120メートルの鉄砲肩を持つ男。
かつて、本気でオリンピックの陸上競技を目指していた男。
浅く広くなんの種目でも手を出す俺。

そして、何より全員が「試合好き」「プレッシャー好き」だった。

俺たちの所属していたリーグでは、6人制一般男子の公式戦は年に5回。
そのうちオープン大会が一回あるので、部の入れ替えが行われる試合は年に4回しかない。

一度試合に負けると、リベンジの機会は最短でも二ヵ月後になる。

二ヵ月後のリベンジを誓い、Oの厳しいトレーニングが続く…

そしてちっとも笑えないこのシリーズも続く…
22:21  |  試合の話  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)  |  編集  |  Top↑

*Comment

いやおもしろいですよ(^O^)
ちぇろりーぬ |  2008.06.11(水) 08:53 |  URL |  【コメント編集】

「下降するベクトルと上昇するベクトルはいつか必ず交差する日が来るという。」
 いやー良いセリフですねー。
脇行って使わせて貰おう。
yota |  2008.06.11(水) 15:18 |  URL |  【コメント編集】

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