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監視員のころ6

20数年前、大きな交通事故にあったことがある。
そのとき負った怪我のあとがいまだに左手の薬指に残っている。
左手の薬指に残る傷あと・・・なんていうと、なんだか甘酸っぱい青春時代の思い出みたいだが、実際は結構凄惨な感じの怪我だった。

おなじみ明日をも知れぬプータロー監視員のころのことだ。

そのころは毎晩欠かさずに大酒を飲んでいた。
その日は、いつもの飲み仲間で超大酒飲みのプール職員Wの友人が車で迎えに来ていた。
どういう話でどこに行こうかとしたのかはよく覚えていない。
もう一人の飲み仲間である監視の先輩Mと俺は、ライフガードのジャージ姿でビーチサンダル履きだったから、どこかの店、ではなくこのWの友人の家に行くつもりだったのかもしれない。

仕事が終わったばかりなのでもちろん全員一滴も飲んでいない。
Wの友人の車はファミリアの3ドアハッチバックだった。

Mは身長183センチ。Wはその当時90キロ近い巨体だった。
3人合わせて230キロ前後の体を窮屈なリアシートに押し込んだ。
俺はそのときからなんとなくいやな予感がしていた。

運転席のWの友人と助手席に座るその彼女は、どうみても二人合わせてW一人分くらいの体重しかなさそうだったからだ。

そしてWの友人の運転は異常なほど乱暴だった。

プールの近くにくねくねとカーブの続く道があった。
事故が多くて有名な道だ。

車はその道にほとんどアクセルべた踏みで飛び込んでいった。
初めのころは歓声を上げていた俺たちだったが、あまりの乱暴な運転にWの友人に声をかけた。
おい、ちょっと飛ばしすぎだぞ。

返事を返さない運転手の顔をルームミラー越しに見た。
血の気が引いている。

すぐに後輪が滑り始めた。
ハンドルをめまぐるしく左右にきる。
必死にカウンターを当てるが立ちなおせない
タイヤが4本とも悲鳴を上げている。

車の左前方がガードレールに激突した。
衝撃で反時計回りに急スピンする車。

俺は運転席の後ろに乗っていた。
ものすごい勢いで俺に迫ってくるガードレール。

うわーーーーーーーーーっ

つづく
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2008/07/14(月) 23:06:36 昔のこと トラックバック:0 コメント:1
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コメント

臨場感たっぷり!
昨日のことのようです。
  1. 2008/07/15(火) 09:46:39 |
  2. URL |
  3. yota #-
  4. [ 編集]

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