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俺の話を聴け

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監視員のころ7

事故にあった人たちが必ず言う言葉。
その瞬間スローモーションのようだった。

急スピンした車が右側面からガードレールに激突する瞬間、たぶん1秒にも満たないわずかな時間、本当にスローモーションを見ているような感じだった。

最初の衝撃から続けて5~6回衝撃がきた。
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

車がどうなっているのかまったくわからない。

気がつくと俺は車の天井にはいつくばっていた。
目の前にハッチバックのウインドウが見えた。
ガラスがない。
俺はほふく前進のような格好で急いでそこから外に出た。
車が爆発するかと思ったからだ。

外に這い出して初めて車が完全にひっくり返っていることがわかった。
車の前方のルーフは完全につぶれている。
ガソリンのにおいがする。
左手に痛みを感じた。
薬指の先から血が滴り落ちている。
それから俺はやっと気がついた。

隣に乗っていたMとWがいない。

最初の衝撃からまだほんの数秒しかたっていない。
二人はどこへ消えたんだ!?

つづく
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2008/07/16(水) 11:35:23 昔のこと トラックバック:0 コメント:0
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